遙照山の山頂から瀬戸内 笠岡諸島へ

そこには人々を魅了する宝石のように
燦々と輝く感動が あなたを待っています

遙照山の伝説

岡山百名山である遙照山は、浅口市と小田郡矢掛町に跨り、標高405mの山頂付近に「ザ・ビュー瀬戸内」があります。
山頂付近からは瀬戸内海を一望でき、眼下に岡山平野一帯を見下ろし、遠くは四国、そして笠岡諸島などからなる多島美を堪能できます。この山にある遙照山温泉には、大和朝廷から吉備の国へ派遣された四道将軍吉備津彦が、鬼の温羅をいくら懲らしめてもまたすぐ元気になって現れるので不審に思い、調べてみるとこの遙照山の冷泉で傷を癒していたという伝説があります。
 瀬戸内有数の夜景スポットとして、また映画のロケ地としても有名になった遙照山から遥かに臨む笠岡諸島は、静かな波間を燦燦と輝かせながら神々しく瀬戸内の海に浮かんでいます。

ご存知ですか?笠岡諸島のこと

瀬戸内海の中心に浮かぶ笠岡諸島は岡山県の南西端の笠岡市沖に位置し、大小31の島々からなっています。その内の高島・白石島・北木島・真鍋島・大飛島・小飛島・六島の7島が有人島で、それぞれに特色がある島が連なります。古くから笠岡諸島は、本州と四国の接点であると同時に備中国と備後国の国境であり、さらには瀬戸内航路の重要な寄港地として東西文化に触れてきました。瀬戸内海のほぼ中央に位置するその地理的な要因から「潮待ち・風待ち」の場所として瀬戸内海の重要な要衝となっていました。
 かつて奈良時代から鎌倉時代にかけて、中国や朝鮮の先進的な技術や文化、また仏教の経典収集などを目的として遣新羅使や遣唐使が派遣されましたが、その航路の途上では必ず笠岡諸島に立ち寄って航海の安全を願う神事を行ってきたのです。奈良時代の学者で、唐の国から多くの学問や文化を持ち帰り、日本に多大な影響を及ぼした吉備真備は岡山県矢掛町の生まれで、2度の渡航の際、笠岡諸島の大飛島で航海の無事を祈願して出航したとされています。また、神島にはかつて日本の初代天皇、神武天皇が住んでいたことがあると『日本書紀』『古事記』に記されており、神島外浦に鎮座する『神嶋神社』の御祭神は神武天皇と妃興世姫命です。

遙照山から笠岡諸島へ、その魅力

 今、遙照山の山頂から笠岡諸島までの間には、私たちの心を躍らせる魅力がたくさんあります。歴史を紐解いて遥かな時代に想いを馳せながら、穏やかな瀬戸内の海で魚釣り・島巡り・マリンスポーツなどをたっぷりと遊び、地域の文化や人々と触れ合いながら、地元産の食材を使った美食に舌鼓を打ち、時には釣った魚を食すのもいいでしょう。心に残る感動をこの地で味わってみませんか。

画像:海鮮を調理するシェフの手元

「bella isole」で食事を楽しむ

画像:Hotel the viewの客室

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